境界かつ限界

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境界かつ限界

健忘症の備忘録

【エジプトでの悲劇その①】カイロで半拉致タクシーの被害に合う。軽犯罪に巻き込まれるという人生初のスリリングな初体験。

エジプト

エジプトはツーリスト騙しの国だということを知っておくべきだった

午前2時カイロ空港到着。アライバルビザ購入、入国審査等でターミナルを出る頃には午前3時頃に。到着ターミナルが第3ターミナルだったので、ターミナルの建物の中にはタクシーの客引きがうじゃうじゃ。宿から来ていたメールで150エジプトポンド(1060円くらい)で空港へのピックアップをできると書かれていたので、それをお願いしても良かったのですが、ケチ根性が出てしまい、路線バスで行くルートを事前に調べて、pocket(オフラインでも記事が見れるアプリ)に入れてました。その情報ではターミナル1まで行って、そこから左に行けばバスターミナルがあるとのことだったので、適当に人に聞いてバスに乗れれば大丈夫だ!と安易に考えてましたが結果的には、バスには乗れず、逆にタクシーのおっさんにぼったくられました。非常にスリリングでした!今、被害にあって30分後のホステルのロビーなのですが、その一部始終を記憶が鮮明なうちに書き留めておきます。

事件までの流れ

  • まず、失敗その1。空港到着時にfree wifiがあると思っていた!しかし、カイロ空港は、一応free wifiあるが、電話番号をフォームに入力して送られてきたSNSに記載されたパスワードを入力する必要がある!一応国際ローミングありのの日本のsimを指したスマホを持っていたのですが、国番号81+電話番号を入力しても何故かSNSが来なかった!0をつけたり色々しましたが、無理でした。
  • wifiがないので、そのまま事前にpocketに入れていた少ない情報でターミナル1付近にあるらしいバスターミナルへ行こうとした。が、ターミナル1に行くバスがなかなか来ない。30分に1本くらいか。その間に客引きに5人以上絡まれて体力を消耗し始めていた。バスはターミナル1とLEDで表示されているので来たらすぐわかり、飛び乗りました。

    f:id:donkusao:20170301210315j:plain

  • ターミナル1に到着後、ターミナル1の建物内で朝になるのを待って、バスに乗ろうと思っていたが、建物に入れなかった!というのも、入り口に乗客以外進入禁止の文言が掲げられていて荷物検査員と警備員が待ち構えていました。中でバスを待ちたいと言いましたが、無理と断られてしまいました。 
  • 途方に暮れて、ターミナル1から左に行くというだけの情報をもとにバスターミナルの方へ向かったが見つからなかった!わからなかったので、とりあえず照明の付いている別の建物に入ろうとしたら、清掃のおばちゃんに入るな!と言われてしまいました。ドリンクを買いたいんだけど…と言っても無理とのこと。じゃあ、市内へ行くバスターミナルを教えてといったら、やっぱり、ターミナル1から左の方を指差しました。ありがとうと行って立ち去ろうとしたら、口に指を当てて(情報を与えたという意味)チップ!!と行ってきました!!衝撃のあまり吹き出してしまいましたが、サンキューとだけ言って無視して立ち去りました。
  • おばちゃんに教えられた方向に行くが、見つからず、別のセキュリティーの人に確認したところ、ちょうど空港巡回バスが来たので、それに乗れとのこと。運転手さんにバスターミナル!といったら、連れてってくれました。ターミナル1からちょっと離れたところでした。この時点で午前4時頃に。
  • 疲れ果てていたところ、英語を話せる現地の女の子に会いました。近くのスーパーに行くから荷物を見張ってくれというお願いをしてきました。OKと回答して、女の子が立ち去ろうとしたとき、ATMからおろしたばかりの200エジプトポンド札を両替しないと路線バスの運転手はきっとお釣りを持ってないだろうと思い。ごめんやけど、小さいお金がいるからついでに200ポンドで水を買ってきておつりもらってくれへん?的な事を英語で言った(かなりしどろもどろで)のですが、何かを購入してお釣りをもらうということが一般的でないのか、近くのバス(路線バスっぽくない)の運転手に言って、50エジプトポンド*4枚と交換してくれました。これで安心だと思いつつ、市内へ行くバスを知っているか女の子に聞くと残念なことに知らないとのことでした。その他の現地人に何人か聞きましたが、英語がいまいち通じませんでした。
  • 女の子と分かれてしばらくたったその時でした。結構流暢な英語でおっさんが声をかけて来ました!そのやり取りを以下に再現したいと思います。間違いだらけの、ブロークン・イングリッシュです。

    f:id:donkusao:20170301210317j:plainこれがそのバスターミナルらしきところ。

おっさんとのスリリングな英会話

おっさん:Hello. Can I help you? :) 

私:Yes. I just want to take a bus to the city from here.

おっさん:But it's from 7:00 or 7:50. You can take a taxi at terminal. Where is your hostel?

私:(ホステルの質問には無視して。)Oh,OK. So I'm gonna go back to the terminal 3 and wait there until morning.Thank you.

おっさん:Where is your hostel? 

私:(なんでホステルって知っとんねん。見た目で判断しとんかいな。)Here.(グーグルマップを見せて。) Umm,the name is・・・. And it's near the musium.

おっさん:I can take you to there. Don't worry its very cheap. My last price is 50. But if you take a taxi at Terminal, it cost  150 or 200, you know. But outside here, it's very cheap. 

私:50 Cairo pound, right? (正しくはエジプトポンド。カイロポンドなどない。)(あとでドルとか言われたらやばいから確認しとこ。)

おっさん:Yes. That's my last price. I have no meter, but 50 pound is my last price  but if you take a taxi at terminal blah-blah-blah.

私:(もうえっか。しんどいし、50エジプトポンドは安いし、ええ人そうやし。車ボロいから正規の料金で営業できへんのかな?それになにより、最初は営業せんとターミナルに戻ることを勧めてきたし。ターミナルに戻んのもバス今いったとこやから、30分位掛かりそうやし。)OK. I'd like to go with you.

おっさん:Good. Don't worry. It's not so far. Where are you from?

私:I'm from japan.

おっさん:Oh, I have a japanese friend. And he came to Cairo three month ago, and wanto to Luxor blah-blah-blah.

(車に乗り込む。車発車。)

私:(車ボロすぎ!)Can I ・・・ my back pack・・・?

おっさん:Of course. You can put it at back seat. It's really cold today blah-blah-blah.

私:(おっさん気い使って色々喋ってくれてめっちゃいいやつやん。)

(その後も幾つか雑談して、市内までの3分の1くらいが過ぎた。)

おっさん:Are you a Cristian or a Muslim?

私:・・・.(無宗教なんやけど、海外でそれ言ったらやばいって聞くから、とりあえず)I'm a buddist.

おっさん:Buddist!! Don't say that here! People in here don't like buddism. If you are asked Cristian or Muslim , you shouldn't say buddist. People can kill you.

私:Oh, I remember that.

おっさん:Some days ago, two Koreans who took a taxi are killed because they argue about taxi money, and the driver and some people asked them Cristian or Muslim,and then they said Buddist! And, you know Chinese and Japanese and Korean looks like same. And people here don't like them. So you should be carefull!

私:Wow!(このおっさん。注意しろと言ってくれてるのかそれとも、なんかビビらせようとしてる?)

おっさん:And you are lucky because I am a good man enough to take 50 dollers.

私:!!! 50 pound,right?

おっさん:No! 50 dollers! I remember what I said.That's why I said only 50, and then said nothing.

私:(これが、いわゆるぼったくりタクシーか!めんどくさすぎ!50ドルも払えるか!)NO! I repeted 50 pound and you said 50 pound!

おっさん:No! You don't under stand anything. Every price here is so high. How much does it cost gas per liter in Japan now?

私:I don't know! It's about 1 doller!(なんで真面目に答えてんのかw)

おっさん:In Egypt, it's two dollers. And one chicken is 8 dollers now.Three month ago it was four dollers, But it's expensive now becouse of the bad government. 

私:(知るか!適当な嘘つくな!)I don't care. You said 50 pounds!! I don't have 50 dollers.(もちろん持ってるが。)

おっさん:This is my bussiness. You don't understand anything.

私:No! I konw hou much it costs from the airport to the city! It's 100 or 150 Cairo pounds.(カイロポンドって言いまくってたw)

おっさん:The information is old! Every price here is so high now. People are very angry at the government. And very danger!! 150 pounds  is less than gas money.

私:NO! A car can drive at least 7 km per litter, and you said 2 dollers per litter. And from the airport to city center is less than 10km!! I can't pay 50 dollers!!

おっさん:Don't fuck me!! You don't understand anything! This is my bussiness.(低い声で)

私:(ヤバ!本気で怒り始めてきたw)Yeah. But it's not right thing!

おっさん:Don't fuck me up. I hate buddist.But I don't beat you. But some poeple do like this! (胸ぐらかる~くつかまれる)

私:Of course you don't beat me. It's criminal!(やばいぞ。こいつ!)Don't be angry,please. I'm so scared.(押してだめなら引いてみろ!)I'm backpacer, you know. I don't have money. Look! This is not iPhone! This is cheap smart phone! And I lost my job. (悲しそうな声で)

おっさん:I know you don't have money.And I like you.But I don't say thousands of dollers.I say just 50 dollers. .But you are Japanese and have camera and smart phone! You are rich enough than here! And this is my bussiness. 

私:(一瞬行けそうやった?)Japanese people are not rich any more! But OK. I can pay you 200 pounds! That's my last price!(事前の相場の150に少しプラスして200でどうや!)

おっさん:NO! It's not your price! I said 50 dollers! Don't fuck me! 

私:Please don't be mad! I'm really scared. OK! I can pay 400 pounds!

(そろそろ市街地に到着というところで停止。人がいない高架の上。)

おっさん:You can take off here! 

私:(財布を出すのと同時にドアに手をかけると、ドアの取手がない。完全に閉じ込められてる!!これマジでやばい?早くこいつから離れないと!)OK!I'll pay 400.

(とりあえず400を渡して、ドアをガタゴトする私)

おっさん:Are you crazy? This is on the bridge. You could be killed by people! I take you to old town. You can find your hostel there. There is many hostel you Jaoanese go.

私:No. I can walk from here.(閉じ込められてるし、どうしよ!)

(私の言葉を無視して走り始めた)

おっさん:Here. I want 50 dollers.

私:No. 400 pounds is amount of money. There is no taxi which charges such money! I just want to get out!(ドアをガタゴトし始める私。)

(人気があるところだったからか、何故かおっさんが、外に回ってドアを開けてくれた。)

おっさん:You are crazy! Now I open the door! I'm a good man, right?

私:Yeah! Yeah! Thank you very much!!! Say hello to your familly!!!

(そして私は走りながら写真を取って逃げました。) fin.

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これがその写真。何もうつってないw

 おっさんとの会話で学んだこと

  • あとで知ったが、確かにエジプトポンドは2017年の11月ごろから、変動相場制を取り入れたことで半値くらいに大暴落している。ガソリンの値段がやチキンの値段が2倍になっているというのも、すべてが嘘というわけではなさそう。
  • 一見親切そうに見えても、全く違うのでエジプトでは特に"trust no one"を徹底スべきだということ
  • 外国では登録のないタクシーには絶対に乗ってはいけないということ。
  • 実際に危機的な状況にあっても人は案外、客観的で冷静でいられるということ。 
  • ただし、その場を切り抜けるための策がその時に次々とは出てこず、あとで考えて、こうすればよかったということがやはりどうしてもあるということ。
  • 相手も相当ビビりながら、この詐欺をしているということが声の調子などからわかった。根は多分いい人なのだろう。生活のためにやっているのだろう。

まとめ

損失は400ポンド=2,840円で大したことなく済みました。むしろ非常に面白い体験で学ぶことが多かったので、無事おろしてもらえたことだし、こういう体験もありかなと思います。